正直に言うと、最初の半年間は本当にひどかった。動画を何本投稿しても再生数は100回がやっと。「なんでこんなに見てもらえないんだろう」と、何度もYouTubeをやめようと思いました。
でもある日、YouTubeアナリティクスをちゃんと見てみたら、クリック率がたったの2.1%しかないことに気づいたんです。
「え、10人中2人しかクリックしてないの?」
そこからサムネイルを徹底的に研究して、試行錯誤を繰り返した結果、今ではクリック率8%前後を安定して出せるようになりました。再生数も当時の3倍以上に。
この記事では、私が実際に試して効果があった7つのコツを、失敗談も含めてお伝えします。
クリック率の目安と重要性
まず最初に、クリック率(CTR)の基準について触れておきます。
YouTube公式によると、一般的なクリック率は2〜10%と言われています。でも正直、2%台だとかなり厳しい。私の感覚では、最低でも4%、できれば6%以上を目指したいところです。
なぜクリック率がそんなに重要かというと、YouTubeのアルゴリズムが「この動画は魅力的だ」と判断する重要な指標の一つだからです。クリック率が高い動画は、おすすめや関連動画に表示されやすくなります。
つまり、サムネイルを改善するだけで、YouTubeが勝手に動画を広めてくれるようになるんです。これって、めちゃくちゃコスパが良いと思いませんか?
コツ1:文字は「でかく」「少なく」が鉄則
最初にやった失敗は、サムネイルに情報を詰め込みすぎたこと。「あれも伝えたい、これも書いておきたい」と思って、結局読めないくらい小さい文字になってしまったんです。
特にスマホで見ると、サムネイルってめちゃくちゃ小さく表示されます。検索結果や関連動画の一覧では、親指の爪くらいのサイズしかありません。
そこで意識するようになったのが、「3秒で読める量」という基準。具体的には、文字数は10文字以内に収めるようにしています。
「え、10文字って少なすぎない?」と思うかもしれませんが、むしろその制限があるからこそ、本当に伝えたいことが研ぎ澄まされるんです。
例えば「初心者でもできる簡単なマインクラフトの建築テクニック5選を紹介」なんて書くよりも、「神建築5選」の方がインパクトありますよね。
コツ2:背景と文字のコントラストを極端にする
これも失敗から学んだことなんですが、最初は「おしゃれなサムネイル」を意識しすぎて、パステルカラーとか使ってたんですよ。見た目はきれいなんですけど、一覧で並んだときに全然目立たない。
ある日、人気YouTuberのサムネイルを100枚くらいスクショして並べてみたら、気づいたことがあります。どれも背景と文字のコントラストがめちゃくちゃ強いんです。
具体的には:
- 黒背景に白や黄色の文字
- 青背景に白文字
- 赤や黄色の強調色を使う
逆に、グレーとかベージュみたいな中間色を背景にしているサムネイルはほとんどありませんでした。
私の場合、背景を暗めにして、文字を白+黄色の縁取りにしたら、それだけでクリック率が1.5%くらい上がりました。地味な変更に見えるけど、効果は絶大です。
コツ3:「?」より「!」を使う
これは意外だったんですが、疑問形より断定形の方がクリック率が高い傾向があります。
例えば:
- ×「痩せる方法とは?」
- ○「これで5kg痩せた!」
なぜかというと、疑問形だと「知らないから教えて」という受け身の印象になりますが、断定形だと「すごい情報がある」という期待感が生まれるからだと思います。
もちろん動画の内容によっては疑問形が合う場合もありますが、迷ったら断定形を選ぶようにしています。
コツ4:数字を入れると具体性が増す
「〇〇のコツ」より「〇〇の7つのコツ」の方がクリックされやすいです。これは多くの人が言っていることですが、実際に試してみて本当だと実感しました。
ただ、数字の使い方にもコツがあります。
効果的な数字の使い方:
- 「100万円」より「127万円」(端数の方がリアル)
- 「1週間で」「3日で」など期間を入れる
- 「3選」「5選」「7選」が王道
特に奇数の方が記憶に残りやすいと言われています。「4選」より「5選」、「6選」より「7選」を選ぶようにしています。
コツ5:人の顔・表情を入れる
顔出ししていない人には関係ないと思うかもしれませんが、実はイラストやアイコンでも効果があります。
人間は本能的に他人の顔に注目するようにできているそうで、特に感情が大きく表れた表情に反応します。
- 驚いた顔(目を見開く、口を大きく開ける)
- 怒った顔
- 泣いている顔
- めちゃくちゃ笑っている顔
無表情よりも、オーバーなくらいの表情の方がクリックされやすいです。顔出しYouTuberの方は、サムネ用の表情を別撮りするのもありだと思います。
コツ6:競合と「違う色」を選ぶ
これは見落としがちなポイントなんですが、検索結果で周りのサムネイルと違う色を使うと目立ちます。
例えば、料理系のYouTubeを検索すると、だいたい赤やオレンジ系のサムネイルが多いです。そこであえて青や緑を使うと、パッと目を引くんですよね。
私はサムネイルを作る前に、必ず自分の動画が表示されそうなキーワードで検索して、競合のサムネイルをチェックするようにしています。
ゲーム実況だと派手な赤や黄色が多いので、あえて黒ベースにしたり。ビジネス系だと青が多いので、あえて金色を使ったり。
みんなと同じことをやっていたら、埋もれるだけです。
コツ7:AIツールで時短しながら量産テストする
ここまで読んで「サムネイル作るの大変そう...」と思った方もいるかもしれません。
正直、私も以前は1枚作るのに30分〜1時間かかっていました。で、それだけ時間をかけても、実際にクリック率が上がるかどうかは出してみないとわからない。これってめちゃくちゃ非効率ですよね。
そこで最近は、サムネAIというAIツールを使っています。
使い方はシンプルで、テンプレートを選んでテキストを入力するだけ。1枚あたり1分もかからずにプロ品質のサムネイルが完成します。
何がいいかというと、複数パターンを短時間で作れること。A案とB案を作って、どっちがクリック率が高いかテストする、みたいなことが気軽にできるようになりました。
サムネイルって、結局は「出してみないとわからない」部分が大きいので、たくさん試行錯誤できる環境を作るのが大事だと思っています。
テンプレートの種類も豊富で、ゲーム実況、VTuber、ビジネス、教育など、どんなジャンルでも対応できます。無料でお試しできるので、興味がある方はサムネAIをチェックしてみてください。
よくある失敗パターン
最後に、私がやらかした失敗パターンを紹介しておきます。同じ轍を踏まないでほしいので。
失敗1:タイトルとサムネイルが同じ内容
これ、めちゃくちゃもったいないです。タイトルで「〇〇のやり方」と書いて、サムネイルにも「〇〇のやり方」と書いてしまうパターン。
タイトルとサムネイルは補完関係にあるべきです。タイトルで「what」を伝えて、サムネイルで「感情」や「結果」を伝える、みたいな使い分けがおすすめ。
失敗2:全部の動画で同じデザイン
ブランディングの観点から、ある程度の統一感は大事です。でも、あまりにも同じだと飽きられるんですよね。
私は「基本のフォーマットは揃えつつ、色やレイアウトは動画ごとに変える」というバランスを意識しています。
失敗3:流行りのデザインをそのまま真似する
人気YouTuberのサムネイルを真似したくなる気持ちはわかります。でも、彼らはすでにブランドが確立しているからこそ、あのデザインで成立しているんです。
要素を参考にするのはOKですが、丸パクリは逆効果になることが多いです。
まとめ
クリック率を上げるサムネイルのコツをまとめると:
- 文字は10文字以内、でかく表示
- 背景と文字のコントラストを極端に
- 「?」より「!」で断定する
- 具体的な数字を入れる
- 感情的な表情を入れる
- 競合と違う色を選ぶ
- AIツールで量産テストする
特に最後の「量産テスト」は本当に大事です。どんなに理論を学んでも、実際に出してみないと結果はわかりません。
サムネAIのようなツールを使えば、サムネイル作成の時間を大幅に短縮できるので、その分たくさんの動画を投稿したり、A/Bテストを回したりできます。
この記事が、あなたのYouTubeチャンネル成長の参考になれば嬉しいです。